おへその森 代表 藤野佐知子
おへその森について
滋賀県長浜市を拠点に、農薬や化学肥料に頼らず、自然の力を生かして作られた麺専用の米粉を使用した、グルテンフリーの「米粉と野菜の生パスタ」を製造販売しています。
心と身体にやさしい米粉パスタで みんなが笑顔になれるように
滋賀県長浜市を拠点に、地元のお米や野菜を使った商品の開発や製造を手がけている「おへその森」と申します。
私は調理師専門学校を卒業してから約15年間、東京・大阪の飲食店の経営コンサルティングや新店舗の出店事業などに携わってきました。2016年に東京から長浜市にUターンし、2022年に「おへその森」を創業。「おくる、えいよう。」をコンセプトに、体にやさしく手軽に食べられる商品をお届けしたい、そんな思いで日々活動しています。
なぜ私がこのような活動を始めたのか、それは「自分と同じ悩みを抱える人の力になりたい」という思いを実現させるためです。
35歳のときに初めて妊娠し、その1か月後にがん宣告を受けました。医師からは「助かる確率は50%」と告げられ、術後の抗がん剤治療を勧められした。ですが、出産後も自分の手で育てたい気持ちが強く、手術と食事療法で病気を克服しようと決意を固めたのです。
ところが、当時は食事療法に関する知識はまったくありませんでした。お腹の子どもや、病気の私の体に良いと思われるものを調べ、材料を購入し、レシピを考えて料理をする。病気を抱えて妊娠している私にとっては一つひとつが大変で、食べるまでの道のりがとても遠く感じました。
そのときに思ったのです。
体にやさしくて、手軽に一食分の食事を補える商品があれば、私の悩みを解決できると。
その後無事に出産を終え、手術と食事療法で病気を克服した私は、大変だった時期に自分自身が欲しかった商品をつくろう!と一念発起しました。そしてでき上がったのが、「米粉のパスタ」です。
地元長浜産のお米を100パーセント使用し、グルテンフリーで卵も不使用。初めに作った商品の「トルテッリーニ」は野菜とお肉が水餃子のように生地の中にぎゅっと詰まっているので一食分を置き換えられます。
最初は自分と子どものために考えたパスタでしたが、次第に、自分と同じような悩みを抱えている人たちにも食べていただきたい!と思うようになったのです。
おへその森の米粉の生パスタを通して、皆さんの食卓が笑顔あふれる場になると嬉しいです。